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2005年07月29日
■ミュージックレビュー#04~Clementine"made in France"
クレモンティーヌは、前から気になっていたアーティスト。このBFCに紹介するためのCDを探していたところ、ちょうどニューアルバムが発売されていたので、迷うことなく買ってしまったのでした。
私にとっては初めてのフレンチ音楽へのチャレンジ。英語はわかるけど、フランス語はまったくわからない(大学で勉強したけど完全に忘れてる!)ので、曲を聴いて何かをイメージできるかどうか、音楽を理解できるかしら、と最初はあんまり期待していませんでした。
考えてみてもしょうがないので早速聴いてみると、
あれよあれよという間にクレモンティーヌの歌声に吸い込まれてしまいました。素敵!トレビアン!!簡単に言うと、エキゾチックな香りがするちょっと大人なフレンチポップス。これを聴いていると、雨の降りそうな雲行きの、なんともつまらない空にも趣を感じてしまうから不思議なものです。
1曲目は気持ちのよいボサ・ノヴァの“Pina Colada”。なんともいい気分になれます。が、歌詞を見てびっくり。成り行きまかせの恋を楽しみましょうという内容。さすがフランス、恋の国。
2曲目はだれもが知っている“Sans Toi, Ma Mie”。サン・トワ・マミー(愛しい君がいなければ)です。私には忌野清志郎バージョンの方がなじみ深いです。
好きな曲は5曲目の“Chopin Et Toi”と6曲目の“ParisⅥ”。“Chopin Et Toi”(アイ・ライク・ショパン)は80年代に世界中でヒットした曲らしいのですが、オリジナルは全然知りませんでした。ギターの音がいい感じです。“ParisⅥ”はちょっともの悲しい雰囲気の曲ですが、フレンチ・ミュージックならではの落ち着きのある一曲で、ちょっと昔のパリ6区の秋を歌った曲。
ラストは“L’Amour Est Bleu”(恋は水色)。どこかで聴いた事あるなあ~と思ったら、信号が青になった時の音!私の地元だけかもしれませんが、歩行者用の信号が青になるとこの曲がかかります。フレンチポップスは意外に身近なところにも浸透していたのですね。
クレモンティーヌの曲を聴いて、単純な私はパリに行ってみたくなりました。彼女がブログを書いています(ちゃんと日本語に訳されているので大丈夫)。楽しいのでよかったら覗いてみてください。
http://blog.excite.co.jp/clementine
(まどか)
投稿者 bfc : 18:15
2005年07月14日
■ブックレビュー#04~バリアフリー社会の創造
『バリアフリー社会の創造』斎場三十四著 明石書店 1999年
私自身、手話通訳として障害者団体の方々に同行して町の中を点検した経験がある。
本書に挙げられている事例のように、声高にバリアフリーを主張している設備や施設が、利用者にとって使いにくかったり、また、使えなかったりという場面を実際に目にした。人々の意識の中の障壁である。ソフト面のバリアフリーの遅れは、本書の例にもあるように、鍵のかかった障害者トイレやエレベーター、障害者用駐車場に置かれた一般人の車などを見ると、利用者にとって新たなバリアになっているといえるのではないだろうか。
ソフト面の遅れをハード面のバリアフリーが噴出させているようにも感じる。本来、意識の改革があってこそハード面のバリアフリーが生かされるというものである。公共施設や住宅のバリアフリーに、利用する当事者の意見が反映されていないことが、欧州諸国とわが国の大きな違いであることを、本書で読み取ることができる。それは、誰もが交通や移動をする権利「交通権」や皆と同じように生活する権利「生活権」といった権利意識が、わが国では薄いという背景がある、と著者は述べている。そのために、利用者のニーズとは違った、ちぐはぐな設備や施設が生じる結果をみる。障害のある人に障害のない人と同じ条件を作っていこうという、ノーマライゼーションを土台に始まったバリアフリーは、権利意識の改革が大きな課題であるとすれば、ソフト面の遅れをそのままにしておくことはできない。それを意識してだろうか、本書には福祉用語の解説が随所にあり、言葉の意味を確認しながら読み進むことができる。バリアフリーの企画、立案の段階から当事者の意見が反映されるシステムの構築が、必要ではないだろうか。利用者ならではのアイデアを聞くこともできるだろう。本書で紹介されている欧州のバリアフリーには、人間の動きや生活が感じ取れる。本書の末に「バリアフリー化とユニバーサル・デザイン化が深い関係を持ちながら、人に優しい社会に発展することが望まれる時代になっている。」とある。私は、十年ほど前に、欧州からユニバーサル・デザインの研究者を招いた講演会を手話通訳した経験がある。「デザイン」という言葉が、欧州では「計画・構想」といった広い意味で使われていて、スプーンの形をどうするといった「意匠」にとどまらないという話で始まったように、記憶している。利用者のニーズから発想するという視点が感じられた。そのような意味で、著者が述べているのではないと解釈した。本書は、街に進みだしたバリアフリーの点検から、大きな流れとしてのバリアフリー社会の方向性を考えさせてくれる。
(中島美智代)
投稿者 bfc : 09:54
2005年07月10日
■シネマレビュー#02~ミスティック・リバー
「ミスティック・リバー」
エスタブリッシュではない、プア・アメリカンの深い苦悩と哀しみを描く「ミスティック・リバー」 映画「ミスティック・リバー」は、デニス・レヘイン著の同名の原作をクリント・イーストウッドが映画化。著者のデニス・レヘインは、大学在学中に「スコッチに涙を託して」でシェイマス賞最優秀処女長編賞を受け、現在は「パトリック&アンジー」という人気のシリーズものを発表している、期待される若手作家のひとりだ。「ミスティク・リバー」は暖めててきたプロットを書いた、初めてのノンシリーズという事だ。
舞台はボストン。この街も大学都市の顔とは裏腹に、ドラッグと暴力そして青少年への牲犯罪のうずまく街だ。ロケ地もボストンが使われている。
ある日、幼なじみのジミーとデイブとショーンは、いつものように、家の前の道路でホッケー遊びをしていたが、ボールが排水口に入ってしまい、しかたなく3人はまだ乾いていない鋪装に名前を書いて遊ぶ。その時、車が近づいていてきて男が降り立つ。警官のバッヂはつけているが、私服だ。三人の行為を咎め、車に乗れという。三人のうち、デイブだけ が乗り込む。すべてはこれが始まりだった。デイブは、そのまま4日間も穴蔵に拘留され性的暴行を受けたのだった。犯人は逮捕されデイブは家に戻ったが、デイブはもちろん、この事件のトラウマを深く負った3人はもう元の幼なじみには、戻れなかった。
それから25年間、3人はそれぞれ別の人生を歩んだ。デイブ(ティム・ロビンス)は、あの25年前の事件のトラウマを払拭できずにいる苦悩する一児の父親として。ジミー(ショーン・ペン)は、犯罪を繰り返し、刑務所にも入っていたが、今は足を洗って小さなドラッグ・ストアの経営者として、最初の妻との間にできた娘ケイティを溺愛していた。ショーン(ケヴィン・ベーコン)は、州警察の刑事だが、妻とは別居している。3人とも今は、街でっても挨拶をかわす程度の仲だった。しかしある日、ジミーの娘ケイティが友人と遊びに出たまま戻らない事から3人の人生は、まるで川の分水嶺が、また一本の本流になるように合流する。刑事として、被害者の父親としてまた容疑者として。キャステイングがいい。三人の芸達者がそれぞれの役を熱演する。イーストウッドの演出は、エスタブリシュではない、プア・アメリカンの家庭の崩壊の進行と、青少年への性犯罪も増加する米国社会の苦悩と哀しみを、画面から滲みでるように描く。久し振りに本格的なドラマを観たという感慨と原作も読みたくなる映画だ。 (Tad)
参考文献:海外ミステリ通信2001年10月号
投稿者 bfc : 12:04
■ブックレビュー#03~福祉を変える経営
「福祉を変える経営」 (ヤマト福祉財団理事長小倉昌男 著)
ある障害者が「私は、障害を持って生まれたことを不幸とは思わないが、日本の国に生まれたことを不幸だと思う」と言ったと伝えられているが、この言葉の意味するものには深いものがある。日本の国は障害者にとって住み難い国である。日本の行政官は、目的と手段を取り違えている事が多い。肝心の目的を忘れ、手段に過ぎない事柄に拘り目的が何処かに行ってしまっている事がままある。障害者問題にもそれがある。障害者に対する行政の姿勢にも首を傾けたくなることが多い。簡単に言えばいわゆる「箱もの行政」が横行している。予算を取って施設を作ることには熱心だがその施設を生かして何をするかという視点が忘れ去られている。
あえて言わせてもらえば行政の仕事のために福祉事業があるのであって、肝心の障害者の幸せが忘れられているのである。それが現状である。(本書まえがきより)この本はこの認識のもと著者が、全国主要都市で開催してきた障害者の賃金を現状より増やすために、障害者就労施設の施設長や職員を対象にした「経営パワーアップセミナー」のレジュメを本にしたものである。随所に自身の本業でも行政の壁と戦ってきた気概と自負が感じられる。国際連合が障害者の権利宣言をしたのは、1975年12月の第30回国連総会だ。その後1983年から92年までを「国連障害者の10年」とし、障害者の権利が健常者と同様の権利を獲得できるよう世界規模で様々な活動を行った。日本でもこの活動を受け1995年12月18日に厚生省(現厚生労働省)が障害者のための「ノーマライゼーション7か年戦略」を発表した。「ノーマライゼーション」とは障害のある人ももない人も同じように生活できる、権利も義務も同じように持って生活できるという事だ。けれども残念ながら日本ではいまだに「ノーマライゼーション」はかけ声だけで、ちっとも進んでいない。お役所任せでは、もうダメだ。障害者も自分で稼いで街にでようと、経営について、障害者の自立について解りやすく訴える。障害者はもちろん施設や行政の方々に、是非一読をお勧めしたい本だ。(Tad)
日経BP社刊 1,300円
投稿者 bfc : 10:53
2005年07月09日
■プライバシーポリシー
現在準備中です
投稿者 bfc : 12:21
■福祉機器レビュー#02~ワーキングチェアVERA UNI21SERIES
ワーキングチェアVERA UNI21SERIES
人間工学に基づきデザインされたこのVERAユニ21シリーズは、背もたれ,座面の高さ、座面の角度,ひじ掛けの高さを調節でき,いわば使う人に会わせたオリジナル仕様ができるワーキングチェアです。身体に無理のない正しい姿勢で座れ、長時間の作業にも疲れません。
股関節や膝関節の動きに制限のある方にも最適といえます。キャスターは大きく、回転牲が良く自分の行きたい方向にスムーズに移動できます。車椅子に比べ小回りもききます。
座面の高さは電動で調節可能。モーターは充電式。(ユニ21EL)
(Tad)
ユニ21/138,000円
ユニ21EL/258,000円(介護保険対応)
販売代理店 アビリテーズ・ケアネット(株)
http://www.abilities.jp
投稿者 bfc : 11:17
2005年07月07日
■BFCニュース#01~車いすファッションショー
【車いすファッションショー開催される】

6月25日(土)あおもりファッション協会主催の、車いすユーザーにもお洒落を楽しんで、人生を豊かにしてもらおうという主旨の「車いすファッションショー」が開催される。場所は赤坂区民センター。満席の盛況で後半のハープ演奏も余韻を残す。BFC代表も港区立ヒューマンプラザの仲間達と一緒に、モデルとして出演。
投稿者 bfc : 16:53
2005年07月06日
■ブックレビュー#02~クワガタと少年
『クワガタと少年』 著者 大村あつし (本業はIT作家)
「気づきの物語」だと著者は話す。あるジャズの店にて、手渡された絵本。気軽にぱらぱらとページをめくっているうちに、手が止まった。もう一度始めからと、繰り返し読んででいるうちに、周りの音楽は耳に入らなくなった。日生活の中で使う、「言葉」、あまりにも不注意に使ってはいなかったか。ものの価値をどんな基準で決めていただろうか。そんな事を考えさせられ、ドキッとした。
とあるデパートの昆虫売り場。熱心にクワガタを見ていた少年が、店員に問い掛ける。「ねえ、おじさん。クワガタの値段ってどうやって決めるの?」そこから物語は始まる。足の一本折れたクワガタをどうしても買いたいという少年に対して、店員は、「ちゃんとしたもの」、「普通のもの」との比較によって値段の差を説明しようとした。少年は、疑問を感じた。かっこいいツノを持ち、大きなクワガタが、なぜ足が一本折れているだけで3000円から300円にされるのか。
あまりにも、私たちは市場的価値観でものを見過ぎてはいないだろうか。もっとさまざまな角度から見ることができたら、違った価値観をもつことができたら、自分と違う相手の立場を理解することができるようになれるかも知れない。年を重ねると、つい何もかも分ったような気になってしまうものである。小学生の少年が、大人に気づかせた「大切なもの」とは。
福祉を考える授業で題材に使ってみてはどうだろう。算数で「通分」を勉強する年齢くらいから「大切なもの」を自分で発見できるだろう。ここに、著者の計算があるように思う。自分の身近に起きた「気づき」の現場を話し合えば、一歩深めることもできるだろう。教わるのではなく、自分で「気づく」ことが大切なのだ。その視点がこの本にはあると思う。著者はIT作家、中学時代の体験をもとに18歳で物語を書き上げ、今回、絵本として世に送り出した。静岡県浜松市では、教育委員会が小学校の副読本としたことから、地域の新聞社で取り上げられた一冊。子供たちの手の届く書店で、手に入らないのが残念。
『クワガタと少年』 著者 大村あつし (本業はIT作家)
発行所 株式会社クオレ 定価:本体1200円 (税込み)
東京都渋谷区道玄坂1-21-6
TEL 03-3464-3025(代表)
(中島 美智代)
投稿者 bfc : 15:01
■福祉機器レビュー#01~ロホクッション
除圧効果と座位安定性の高い“ロホクッション”
ネオプレンラバー製の多数のエアーセル(空気室)から構成された褥槍予防用クッション。体圧を接触面全体に分散する能力は、とても高い。僕は、右手と右足漕ぎの車椅子ユーザーとなって2年。斜め座りや、前にずれやすかったが、それを防止できる、今まで使った中で、最も機能的な褥槍予防用クッションだ。ただセルへの専用のポンプによる空気圧の調整は、専門家にしてもらう必要がある。車椅子とのセットレンタルもある。(tad)
取り扱い/アビリティーズケアネット株式会社
TEL03-5388-7526
投稿者 bfc : 14:59
■シネマレビュー#01~マイ・レフト・フット
「マイ・レフト・フット」1989年アイルランド映画/監督ジム・シェリダン/主演ダニエル・デイ・ルイス、スブレンダ・フリッカー
「人間の持つ大きな可能性と生きる勇気を与えてくれる。アイルランドの著名な画家、作家、詩人であるクリスティ・ブラウンの半生を描く伝記映画」
アイルランンドのダブリンに生まれたクリスティ・ブラウンは、生まれながらにして重度の脳性小児麻痺だった。ある日、兄弟達が勉強している時、いつものように階段の下に寝そべっていたクリスティは、左足にチョークをはさみ、なにやら書き始めた。家族が見守る中、やっと書き上げた言葉は「MOTHER」だった。
これを見た父親は、やおらクリスティを肩に担ぎあげ、近所のパブに行き誇らしげに「クリスティ・ブラウン!俺の息子だ!」と言う。これから彼は、左足で絵を書き始め、左足によって社会とのコミュニケーションを確立していく。路地で左足だけで近所の仲間達とサッカーもやるし、恋にも悩み、兄弟達と石炭泥棒もやるし、パブで喧嘩もする、脳性小児麻痺の専門家との出逢いによる身体能力の回復と、良き理解者である看護婦との出逢いもあって人間的に大きく成長し、絵は画廊で個展をやるほどになり、詩や小説の才能も開花させて行く。ジム・シェリダン監督の冷徹な演出と的確なカメラワークが、たとえ、障害を持って生まれたとしても家族と地域社会の深い愛情と理解があれば、人間としての才能を大きく開花できるという事をヒシヒシと伝える。主演のダニエル・デイ・ルイスとブレンダ・フリッカーが好演。ともにアカデミー主演男優賞、アカデミー助演女優賞を受賞、子役などの脇役もいい。
(tad)
投稿者 bfc : 14:52
2005年07月05日
■ブックレビュー#01~介護に役立つ色彩活用術
介護に役立つ色彩活用術南涼子著 現代書林刊
「心と身体に働きかける色彩の持つ大きな力」
高齢化社会を迎えた日本では、「介護」は決して他人事ではない。自分の両親は勿論、自分自身もいつ介護される身になるともかぎらないのだ。こうした背景を踏まえて著者は「ユニバーサルカラー」という概念を提唱する。高齢者の視覚老齢化や弱視者のための色彩デザインにとどまらず、介護を必要とする高齢者、介護者、またはストレス過多の社会人を対象とする色彩心理を応用したメンタルケアを含めた色彩概念だ。具体的には老人ホームにおける色彩計画、サイン計画、スタッフのユニフォーム、色彩レクリエーションによるメンタルケア、パーソナルカラーによるファッションとメイクアップと、その応用範囲は驚く程広い。心と身体に働きかける色彩の持つ大きな力を再認識させてくれる。介護の現場にいる人を始め色彩に興味のある人には、是非読んで欲しい、解りやすい一冊だ。
(tad)
投稿者 bfc : 18:43
2005年07月03日
■ミュージックレビュー#03~ROD STEWART “Stardust”
ROD STEWART
“Stardust” The Great American Songbook Vol.3
《Rod Stewart》
1945年ロンドン生まれ。男性ミュージシャン。プロのサッカー選手を目指していたが、18歳で音楽の世界へ。ジェフ・ベック(超有名なギタリスト)のバンドのバックコーラスなどを行いながらソロ活動をしていましたが、10年ほどは芽が出ない時期をすごし、やがてアメリカに移住。1975年にワーナーからアルバム「Atlantic Crossing」を発表。このアルバムからロッドの代表作“セイリング”が誕生しました。その後数々のアルバムを発表して成功を納めました。音楽もさることながら、ピンクや青のジャケットといった派手な衣装や髪型も、ロッドの特徴です。
《アルバム「Stardust」The Great American Songbook Vol.3》
The Great American Songbook シリーズの第3作目。ビルボードアルバムチャートで初登場1位、さらに発売から1週間で24万枚の売上げという記録的ヒットアルバムです。1930年代から50年代ごろのアメリカのスタンダードナンバーをスウィングジャズでカバーしています。
3曲目“Blue Moon”はエリック・クラプトンがギターを弾いています。ロッド・スチュアートとクラプトンはお互い売れないロンドン時代にジェフ・ベックのバンドにいました(時期がかぶっていたかは不明ですが)。全く別の形でアメリカで成功した2人が、こうして改めて共演しているというのは面白いですね。クラプトンのギターがなんともいい具合にロッドのハスキー・ヴォイスにマッチしています。
4曲目ルイ・アームストロングの名曲“What a wonderful world”ではスティービー・ワンダーがハーモニカのみで参加。いいのでしょうか!?と思いますが、大丈夫です。どう聴いてもスティービー・ワンダーのハーモニカの音。存在感があります。
ベット・ミドラーやカントリー歌手のドリー・パートンとも楽しそうにデュエットしています。その他、ジャズサックスのデーヴ・コース、キューバ・ミュージックのトランペッターのアルトゥーロ・サンドヴァールなど、あらゆるジャンルの大物ミュージシャンと共演しているので贅沢な音が楽しめます。
国内版はパティ・ペイジの曲“You belong to me”とチャップリンの映画『モダンライムズ』から“Smile”がボーナストラックに収録されています。全体的にしっとりとしたスウィング・ジャズ。どれも映画のワンシーンを切り取ったような曲ばかりです。
変わりばえのしない毎日の仕事に疲れて帰ってきた夜に、家でゆっくりしながら聴きたいアルバム。
(まどか)
投稿者 bfc : 18:29
2005年07月02日
■ミュージックレビュー#02~Jack Johnson “ In Between dreams ”
Jack Johnson “ In Between dreams ”
《Jack Johnson》
1975年ハワイ州オアフ島ノースショア生まれの元プロサーファー。現在はサーフィンをする一方で音楽活動やメロウなサーフィンのドキュメンタリーフィルムを制作するなど、多岐に渡り活躍中。今年の5月に来日予定。
《アルバム「In Between Dreams」》
待望の3rdアルバムがこの2月に遂に発売された。ジャケットのデザインはパパイヤイエローに大きな木が一本。ギターを持ったJackが木に手を伸ばしている。
さて、肝心な音楽の方はと言うと…
プレイヤーの“Play”のボタンを押すとまずアコースティック・ギターのシンプルな音と共に聴こえてくるのは一曲目の“Better Together”。Jackの優しくてあったかい声を聴くとなんだかホッと安心してしまう。愛するワイフへのラブ・ソング。
2曲目“Never Know”。個人的には一番好きなナンバー。思わず口ずさんじゃうテンポでキャッチーな音。一方、音とは対照的に繊細なメッセージをメタファーに込めるのもJackの特徴。繰り返される戦争(イラク戦争)への悲しみともとれる。
変わって3曲目はほのぼのソング“Banana Pancakes”。「ぼくがバナナケーキを作ってあげるからゆっくり朝寝坊していいよ。」という曲。一生懸命な感じが伝わってくるハート・ウォーミング・サウンド。
是非聴いてもらいたいのは6曲目の“Sitting, Waiting, Wishing”。段々と強くなっていくギターの音と感情を直接表現した内容とが起承転結でまとまっている。今までのJackにはない新しいスタイルだと思う。ミュージシャンとしてのJack Johnsonが詰まったナンバー。
9曲目“Crying Shame”は明らかにイラク戦争への批判の曲なのだけど、スカっぽいリズムとエレキ・ギターの音がスタイリッシュでカッコいい。
11曲目はウクレレの音がカワイイ“Break Down”。歌詞の内容も子供みたいでカワイイ。電車から見える景色が気に入ってずっと見ていたいから「電車が故障してしまえばいいのに」という曲。
12曲目はオーガニックな感じのボサノバで。Jackのスウィート・ボイスはボサノバによく合う。
最後はメロウなナンバー“Constellations”。星座(の群れ)という意味。月の明かりに照らされた砂浜で、星を見ながら一日が終わっていく…
という感じで半分ほど曲を抜粋してみました。日本版は“Mad Food Ball”というG LOVEやDonavon Frankenreiterといった彼の友人と共演したライブ音源が収録されています。また、初回限定版はおまけDVDもついています。
正直に言って、Jack Johnsonは「これ絶対良いから聴いて!!」という風にはオススメしたくないです。じっくり聴きこむというよりは、むしろちょっとカフェでかかってたり、ドライブ中にかけたり、ラジオからたまたま流れてきたり、「あ、これなんとなくいい曲だね~」という感じで聴くのがいい。散歩中に聴くのもいい。私は料理しながら聴きたい(あんまり好きじゃない料理が楽しくなるから)。生活に溶け込む優しい音、そしてちょっと優しくなれる音です。
(まどか)
投稿者 bfc : 15:59
2005年07月01日
■ミュージックレビュー#01~「UP」 R.E.M.
「UP」 R.E.M.
R.E.M.、80年に結成以来今年で24年の大人ロックバンドなのだけど、日本ではイマイチメジャー感がない。そこがいいのだけれど。アメリカでは80〜90年代のロック史には欠かせない存在です。今は亡きニルヴァーナのカート・コバーン、レディォヘッドのトム・ヨークを始め、多くのロックバンドに影響を与え続けてきました。
今回紹介するアルバム“UP”は1998年に発表されました。バンド結成18年、そろそろ音も思春期を過ぎて成熟してきた頃でしょうか。全体を通して今までのR.E.M.とは一味違った雰囲気になってます。全体的にしっとりとしていて、メローなリズム。静かに高揚するR.E.M.の世界が楽しめます。また、シチュエーションを選ばないところもR.E.M.の音楽の良さなので、朝でも夜でもお気に入りの時間にそっとR.E.M.の音をBGMに添えてみてはいかがでしょうか。
I've found a way to make you
I've found a way
a way to make you smile
- at my most beautiful -
(まどか)
投稿者 bfc : 18:35
■「ディザビリティ」とは
「ディザビリティ」とは
BFCが提案する障害者の新しい呼称です。
一般に健常者と障害者と呼ばれていますが、私たちは、「健常者」は今は健康であるがこれから障害をもつ可能性のある人として「テンポラリィアビリティ(TemporaryAbility)」、「障害者」は今障害を持つ人「ディザビリティ(DisAbility)」と定義します。
■ライターのプロフィール~まどか
大学では文学部にて表現芸術を専修。
好きな音楽のジャンルは洋楽ロック。色んなアーティストのライブに行くのも大好き。
いつもfunkyでcreazyになれる音を探しています。
しっとりしたい時はレゲエやスカ。最近はブルースにも興味あり。
投稿者 bfc : 11:14
■ライターのプロフィール~中島 美智代
昭和30年生まれ、平成16年12月まで東京都港区で介護支援専門員として勤務していた。
平成4年に手話通訳士認可試験に合格、平成13年に介護支援専門員の資格を取得した。
熊本学園大学社会福祉学科三年在学中。
投稿者 bfc : 11:13
■ライターのプロフィール〜Tad
杉本忠則
1944静岡県生まれ
1964東京学芸大学教育学部卒
マーケティングエージェンシー、SPエージェンシーにおいて、さまざまな企業の商品開発や販売促進キャンペーンおよびマーケテイング・コミュニケーションの企画・立案・実施を手がける。
1990マーケティングエージェンシー株式会社M&C設立
2001脳内出血により左半身不随のdisabilityとなる。
2003リハビリによりADLを確立し、社会復帰を果たす。
2005NPO法人BFC設立
【諮問委員および委員の歴任】
平成17年〜19年/港区立障害保健福祉センター在り方検討委員会諮問委員
平成19年〜21年/港区立障害保健福祉センターサービス向上検討委員会諮問委員
平成20年〜21年/ヒューマンプラザ祭り実行委員会役員
平成21年/港区障害者週間記念事業実行委員
平成21年/港区立障害保健福祉センター三者委員会委員
投稿者 bfc : 11:09