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2005年07月02日
■ミュージックレビュー#02~Jack Johnson “ In Between dreams ”
Jack Johnson “ In Between dreams ”
《Jack Johnson》
1975年ハワイ州オアフ島ノースショア生まれの元プロサーファー。現在はサーフィンをする一方で音楽活動やメロウなサーフィンのドキュメンタリーフィルムを制作するなど、多岐に渡り活躍中。今年の5月に来日予定。
《アルバム「In Between Dreams」》
待望の3rdアルバムがこの2月に遂に発売された。ジャケットのデザインはパパイヤイエローに大きな木が一本。ギターを持ったJackが木に手を伸ばしている。
さて、肝心な音楽の方はと言うと…
プレイヤーの“Play”のボタンを押すとまずアコースティック・ギターのシンプルな音と共に聴こえてくるのは一曲目の“Better Together”。Jackの優しくてあったかい声を聴くとなんだかホッと安心してしまう。愛するワイフへのラブ・ソング。
2曲目“Never Know”。個人的には一番好きなナンバー。思わず口ずさんじゃうテンポでキャッチーな音。一方、音とは対照的に繊細なメッセージをメタファーに込めるのもJackの特徴。繰り返される戦争(イラク戦争)への悲しみともとれる。
変わって3曲目はほのぼのソング“Banana Pancakes”。「ぼくがバナナケーキを作ってあげるからゆっくり朝寝坊していいよ。」という曲。一生懸命な感じが伝わってくるハート・ウォーミング・サウンド。
是非聴いてもらいたいのは6曲目の“Sitting, Waiting, Wishing”。段々と強くなっていくギターの音と感情を直接表現した内容とが起承転結でまとまっている。今までのJackにはない新しいスタイルだと思う。ミュージシャンとしてのJack Johnsonが詰まったナンバー。
9曲目“Crying Shame”は明らかにイラク戦争への批判の曲なのだけど、スカっぽいリズムとエレキ・ギターの音がスタイリッシュでカッコいい。
11曲目はウクレレの音がカワイイ“Break Down”。歌詞の内容も子供みたいでカワイイ。電車から見える景色が気に入ってずっと見ていたいから「電車が故障してしまえばいいのに」という曲。
12曲目はオーガニックな感じのボサノバで。Jackのスウィート・ボイスはボサノバによく合う。
最後はメロウなナンバー“Constellations”。星座(の群れ)という意味。月の明かりに照らされた砂浜で、星を見ながら一日が終わっていく…
という感じで半分ほど曲を抜粋してみました。日本版は“Mad Food Ball”というG LOVEやDonavon Frankenreiterといった彼の友人と共演したライブ音源が収録されています。また、初回限定版はおまけDVDもついています。
正直に言って、Jack Johnsonは「これ絶対良いから聴いて!!」という風にはオススメしたくないです。じっくり聴きこむというよりは、むしろちょっとカフェでかかってたり、ドライブ中にかけたり、ラジオからたまたま流れてきたり、「あ、これなんとなくいい曲だね~」という感じで聴くのがいい。散歩中に聴くのもいい。私は料理しながら聴きたい(あんまり好きじゃない料理が楽しくなるから)。生活に溶け込む優しい音、そしてちょっと優しくなれる音です。
(まどか)
投稿者 bfc : 2005年07月02日 15:59