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2007年02月09日

■Thinking About Barrier【14】

『脳のミステリーは解決されないミステリー?』

阪田久美子

 多くの人間はミステリーを好むようだ。私もアガサ・クリスティーの名探偵は小説として読んだし、TVの映像でも好んで見ていたものだ。ミステリーは殆どが必ず解決して終わる。だが、最近、解決されずにミステリーが延々と続いてエンドレス・ミステリーになるものがある。脳のミステリーである。

 私は、自らの脳の不思議を自問自答の形で挑戦しているが、毎日々々少しずつ変化してくる不思議の対応に忙しい想いをしている。
 2月に入ってから、神経線維筋痛症という病名が俄かに騒がれ始めた。あるメディア関係の人の死が切掛けを作ったということは、恐らく誰もが周知の事である。この病気の人は物凄い痛みを訴えるらしい。らしい、としか表現出来ないのは何とも心が痛む。この病が全身の痛みだと知ると、私のような半身の痛みや痺れはずっと耐えるという可能性を考えて不幸中の幸いだと想う。
 障害社会に身を置いてよく考えることがある。自らアビリティーを常に念頭に置いて考えることが出来れば、目ッケモノではないだろうか。逸早くアビリティーを自分で掴むことが出来た人が自分に打ち勝つが出来るのだと思う。自分に出来ること、と出来ないこと、これを知るのに幸い私は然程時間が掛からなかったが、一般的には結構掛かると言える。私は有難いことに、発病当初は自分の事だけを中心に考えていればよかった。これは運がよかったと言える。もう少し前に病魔に会っていたら、きっと、子供のことで慌てふためいただろう。もう少し後で会っていたら、きっと、加齢という問題が前面に出て来て、私とて、克服するのに躊躇したかもしれない。
 リハビリによって私なりの慣れが定着しつつある今、他の異なった多くの障害に対して、自らの何らかの経験が夫々個々の問題を抱える人の何かの切掛けになればと想うようになった。
 脳のミステリーは生きている以上、永遠に続く。だから、私も永遠に探求しながら、綴っていこうと想うのである。
阪田久美子

阪田さんのBlog「脳のミステリー」http://blog.goo.ne.jp/ban-kuko/

投稿者 bfc : 10:00

2007年02月05日

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投稿者 bfc : 09:46