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2011年08月08日

命(ぬち)どぅ宝 ~沖縄の心 平和への祈り~

タイトル:命(ぬち)どぅ宝 ~沖縄の心 平和への祈り~ 
アーティスト:新垣 勉
レーベル:ビクターエンタテインメント株式会社
価格:3045円
発売日:2005年7月21日

*戦後60年という節目の2005年7月に発売された、新垣勉さんのアルバムを紹介させていただきます*

~命(ぬち)どぅ宝=命こそ宝~
このアルバムと出合ったのは、NHK 生きもの地球紀行のテーマ曲「BELIEVE」を歌っているアーティストはいないかな??と、探していた時でした。
もともと大好きな曲だったので、何度も聴いたことはありましたが・・・
(合唱団が歌うものなど・・)
新垣さんの歌声で聴くのは今回が初めて!!
歌い出しから力みのない心地よい歌声は、とても優しく包み込んでくれ、溢れ出てくる涙を抑えることができませんでした。
出生後まもなく不慮の事故で全盲となってしまった新垣さんですが、彼の歌声からは
「生きていれば辛いこと、苦しいこと、悲しいこと・・・いっぱいあるけれど。
生きていることって素晴らしいよね」というメッセージが込められているように思います。

他の曲も素敵なものばかり!
しっかりと歌詞をあじわいながら聴きたくなるのです。
メッセージ性が強く込められた曲からは、沖縄出身者としての思いが伝わってきます。
3曲目(あなたに)のカバーは、とっても新鮮!!

今、私たちは命あることに改めて感謝する時ではないでしょうか?
タイトルどおり、アルバムの中には命の大切さ、平和の尊さがたくさんつまったものになっています。
命にありがとう。そして新垣さんにもありがとう。

♪仲野智美♪
国立音楽大学教育学部リトミック専修卒業
リトミック教室の講師を経た後、学生時代からの夢を捨てきれず、音楽療法の世界へ!
日本音楽療法学会認定音楽療法士

投稿者 bfc : 14:19

2011年04月14日

スタンリー・クラーク・バンド フューチャリング 上原ひろみ

タイトル:スタンリー・クラーク・バンド フューチャリング 上原ひろみ
アーテイスト:スタンリー・クラーク・バンド 上原ひろみ
レーベル:ユニバーサルミュージッククラシック
価格:2500円
発売日:2010年6月2日


*第53回グラミー賞【Best Contemporary Jazz Album】を受賞*
日本を代表する上原ひろみさんが参加したアルバムを紹介させていただきます。


1970年代のフュージョン全盛期を代表するトップべーシスト、スタンリー・クラークが自身のバンド新作に上原ひろみさんをゲストして迎えたアルバム。
12曲中(ボーナストラック含む)6曲に、上原さんが参加しています。
身体、心の全てが弾むような演奏に憧れていた私。正直なところ、今回のアルバムは上原さんの名前に惹かれての購入でしたが、今まで私が聴いていた彼女の作る音楽の世界とはまた違ったものに、ドキドキワクワクさせられてしまいました!
このジャンルを聴き慣れないと、難しい(!?)というイメージを持つ方も、多いのでは??
音楽の楽しみ方や、音楽の世界観を広げるきっかけとして、まずは彼女の書き下ろし新作、9曲目に入っている「Labyrinth」から聴いてみるのはいかがでしょう?
上原さんワールドたっぷりな曲の中に、スタンリー・クラークの演奏するベース音が、とても心地よく聴こえてきます。お互いがお互いを尊敬しあい、認め合っているからこそ、作り出されるものなんだろうな~と、音楽からの繋がりを感じることも!!!
気になるな~と思ったら、是非!聴いてみてくださいね。

♪仲野智美♪
国立音楽大学教育学部リトミック専修卒業
リトミック教室の講師を経た後、学生時代からの夢を捨てきれず、音楽療法の世界へ!
日本音楽療法学会認定音楽療法士

投稿者 bfc : 18:15

2011年01月28日

人生のおくりもの/川の流れのように

タイトル:人生のおくりもの/川の流れのように
アーティスト:鮫島有美子
レーベル:日本コロムビア
価格:3000円(税込)
発売日:2010年12月22日

♪♪デビュー25周年!コロムビア創立100周年記念企画アルバム♪♪
今回は鮫島有美子さん、3年半ぶりの新録音のアルバムを紹介させていただきます!

誰もが知っているお馴染みの名曲「ふるさと」「赤とんぼ」をはじめ、今では卒業式の新定番「旅立ちの日に」や、知る人ぞ知る!名曲!!さだまさしさんの「人生の贈り物」坂本九さんの「心の瞳」など、全12曲が収録されています。
鮫島さんの歌声は美しいだけではなく、聴いていると目の前に風景が現れるような・・・色がイメージされるような・・・とても魅力に満ちたものだと思っています。
音楽療法の場面でも、鮫島さんのCDを鑑賞することがありますが、聴き終わると皆さんの表情はとても穏やかなものとなり、温かい空気に包まれるのです!
一緒に歌いたくなる曲、目を閉じてゆったりと聴きたい曲、初めて聴いたけど、覚えてみたいな~!と思う曲、多彩な選曲で、幅広いジャンルがつまっている1枚となっています。


*2011年の1月20日には、鮫島有美子が歌う日本のうた・世界のうた100*(CD5枚+DVD)が発売されますが、これも楽しみです!!

♪仲野智美♪
国立音楽大学教育学部リトミック専修卒業
リトミック教室の講師を経た後、学生時代からの夢を捨てきれず、音楽療法の世界へ!
日本音楽療法学会認定音楽療法士

投稿者 bfc : 06:33

2010年10月13日

ディズニー オン ブラス

アーティスト:佐渡 裕
レーベル:ディズニー
価格:\2857(税込)
発売日:2008年3月26日

♪♪ジャケットにはトランペットを吹くミッキーマウスの姿が♪♪
かな~り頑張っているミッキーの表情はとってもかわいい!!!
今回紹介させていただくのは、佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラの(録音:2007年11月19日、20日、21日 横浜みなとみらい大ホール)【Disney on Brass】です。
お馴染み、ディズニーの名曲がブラスバンド用にアレンジされています。
ディズニーファンにとっては最高に素敵な一枚ですが、迫力ある演奏にはあっという間にディズニーの世界に引き込まれ、幸せな気持ちになれること間違いなし!
子どもから大人まで、楽しんで聴けるCDです。
お勧めはパイレーツ!何だかムクムクと元気が沸いてきます!
他にもゆったりと聴ける曲も入っているので、毎日暑い日が続き、気分が優れないな、という方に心のビタミン剤として、是非この一枚をお勧めします。

・・・気が付くと口元が緩み・・・優しい表情になっているかもしれません!


♪仲野智美♪
国立音楽大学教育学部リトミック専修卒業
リトミック教室の講師を経た後、学生時代からの夢を捨てきれず、音楽療法の世界へ!
日本音楽療法学会認定音楽療法士

「もし言葉が人間の心のコミュニケーションを完全に行うことができるのであれば、音楽というものは存在しなかったであろう」
私の大好きな言葉です。
音楽に感謝!!出会えた皆さんに感謝!!!

投稿者 bfc : 20:25

2006年10月11日

■ミュージックレビュー 日野皓正in増上寺

【ライブレポート】日野皓正in増上寺

10月7日 港区民祭り記念コンサートとして増上寺大殿前ステージで、日本を代表するjazzトランペッター日野皓正のコンサートが開催された。
出演は、日野皓正・日野クインテット・慶応義塾大学ライトミュージックソサエティ。
月明りの増上寺でのオープニングは、モンゴルの女性ボーカルをフューチュアした幽玄な曲「AGIANDREAM」
2曲目は、最近日野がチャレンジしているという詩とjazzのコラボレイト「私の願い。すべての銃を楽器に」3曲目に勿論マイルスの曲を入れ、エンディングは慶応の学生達と日野の弟の曲をジャムセッションだ。秋風は寒いけれど、月明かりの下楽しめたコンサートだった。(tad)

投稿者 bfc : 17:28

2006年07月13日

【ライブレポート】マイケル・フランクスinBLUE NOTE YOKYO 7/8

【ライブレポート】マイケル・フランクスinBLUE NOTE YOKYO 7/8
マイケル・フランクスと言えばスリーピングジプシーでヒットしたAORの所謂ソフト&メロウなヴォーカリストだ。クルセーダース、ラリー・カールトンやデビット・サンボーン等のジャズフュージョン系のミュージシャンをバックに好んで起用するから、アルバムはどれもジャージーな仕上がりだ。満席の会場に現れたマイケルは、真っ白な髪と髭。淡いブルーストライプのジャケット&スラックス。バックはベース。ドラム、ピアノ、サブヴォーカル&パーカッションという編成だ。この編成だと気の抜けたソフト&メロウのマイケルのヴォーカルには何かもの足りないかなと思ったら、途中からASが入る。ASはできればデビット・サンボーンにして欲しかった。マイケルは「アートオブラブ」から「アントニオの歌」まで気持ち良さそうに歌う。サブヴォーカルの女性がステージを下がったのに、まだ歌うマイケルは、よほど乗っていたのだろう。BLUENOTE TOKYOはエレベータは、正面入り口にはないが、予約時に言えば係員が案内してくれる。会場もウエィティングルームも段差は無い。トイレも広く清潔だ。ワインセラーもあり、ワインの品揃えも充実している。料理も美味しい。店員のホスピタリティも高い。惜しむらくは、B1のウエィティングルームにバーがあってシャンパンでも飲めればもっと良い。いずれにしろ、東京の夜を一流の音楽と共に楽しめるナイトスポットと言えるだろう。(Tad)

投稿者 bfc : 15:45

2006年03月15日

■ミュージックレビュー#06~“JUKE BOX” BENT FABRIC

こんな音楽を待っていた人は多いはず!
デンマーク出身81歳の現役ジャズピアニスト、ベント・ファブリックが送るファンキーでクレイジーなダンス・ナンバーズ。ベント・ファブリックの奏でる軽やかなタッチのピアノに合わせてジャンルを超えた7人のヴォーカリストたちが色とりどりにフィーチャーされています。まさにアルバムのタイトル通り、JUKEBOXのように次から次へと色々な音楽が聴ける1枚。次の展開なんて考えず、ジャンルなんて気にしないでとにかく楽しく踊ろう!というハッピー度100%のアルバム。

ジャズをこんなアレンジにしてしまうことを許すどころか楽しんでしまうあたり、彼自身きっと様々な音楽を愛する人なのですね。80歳の余裕でしょうか。これぞまさにフリー・スタイル。1曲目の“JUKE BOX”はCMに使われている曲らしいので、どこかで聴いたことがあるという方も多いかもしれません。キャッチーで一度聞いたら忘れられないこと間違いなしのダンスサウンドです。そして私のお気に入りは2曲目の“EVERYTIME”と7曲目の“PUSTERUMMET(HAVE A BREAK)”。POPな感じが親しみやすくてとってもグッドです!
明日のことは明日考えるさ~というのん気で陽気なアルバムで、とにかく色々な音が楽しめて元気になれます。ジャンルを気にせず楽しい音楽を聴きたい、とにかく踊りたい、そんなあなたにおススメのアルバムです。プロモーション映像付のCDなので、オシャレなアニメーションも楽しめますよ。

Bent Fabric オフィシャルサイト
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/bent_fabric/

全曲試聴可能なサイト
http://www.ongen.net/international/artist/feature/bent_fabric/index.php


まどか

投稿者 bfc : 17:25

2005年11月14日

■ミュージックレビュー#05~ダイアナ・クラール 「クリスマス・ソングス」

ジャズミュージシャンであるダイアナ・クラールによるクリスマスソング集。
"JINGLE BELL"に始まり、陽気で明るいスウィングジャズからバラードまで、クリスマスシーンには欠かせない名曲の中から12曲が収録された贅沢な1枚。

これまで多くのミュージシャンによって歌われてきたクリスマスソングを歌うというのは、下手をするとありきたりなワン・シーズンものとなってしまいがち。しかしそこは”ジャズ界のプリンセス”ダイアナ・クラール。定番ソングの数々を、有名ジャズオーケストラをバックに美しく歌い上げています。

中でも私のお気に入りは、6曲目の”Christmas Time Is Here”。これは日本ではあまり馴染みのない曲なのですが、スヌーピーの長編アニメ「チャーリー・ブラウンのクリスマス」で使われている名曲で、すでにクリスマスには定番となっているナンバー。クリスマスにはしゃぐ子どもたちの情景が描かれている、心温まる1曲です。この曲をチョイスしたダイアナのセンスも、遊び心があってちょっといいですよね。

このレビューを書いている今も、1秒ごとに冬の訪れを感じています。
街はクリスマスの電飾に飾られてにぎやかになってきました。でもクリスマスの本当の意味は、感謝して、許しあう日を過ごすこと。クリスマスは日本の文化じゃない、なんて言わず、少し日常の慌しさを忘れて、大切な人の幸せを願ってみてください。そして素敵な音楽とともに、温かいクリスマスをお過ごしください!


まどか

投稿者 bfc : 13:34

2005年07月29日

■ミュージックレビュー#04~Clementine"made in France"

 クレモンティーヌは、前から気になっていたアーティスト。このBFCに紹介するためのCDを探していたところ、ちょうどニューアルバムが発売されていたので、迷うことなく買ってしまったのでした。
私にとっては初めてのフレンチ音楽へのチャレンジ。英語はわかるけど、フランス語はまったくわからない(大学で勉強したけど完全に忘れてる!)ので、曲を聴いて何かをイメージできるかどうか、音楽を理解できるかしら、と最初はあんまり期待していませんでした。
考えてみてもしょうがないので早速聴いてみると、

あれよあれよという間にクレモンティーヌの歌声に吸い込まれてしまいました。素敵!トレビアン!!簡単に言うと、エキゾチックな香りがするちょっと大人なフレンチポップス。これを聴いていると、雨の降りそうな雲行きの、なんともつまらない空にも趣を感じてしまうから不思議なものです。
1曲目は気持ちのよいボサ・ノヴァの“Pina Colada”。なんともいい気分になれます。が、歌詞を見てびっくり。成り行きまかせの恋を楽しみましょうという内容。さすがフランス、恋の国。
2曲目はだれもが知っている“Sans Toi, Ma Mie”。サン・トワ・マミー(愛しい君がいなければ)です。私には忌野清志郎バージョンの方がなじみ深いです。
好きな曲は5曲目の“Chopin Et Toi”と6曲目の“ParisⅥ”。“Chopin Et Toi”(アイ・ライク・ショパン)は80年代に世界中でヒットした曲らしいのですが、オリジナルは全然知りませんでした。ギターの音がいい感じです。“ParisⅥ”はちょっともの悲しい雰囲気の曲ですが、フレンチ・ミュージックならではの落ち着きのある一曲で、ちょっと昔のパリ6区の秋を歌った曲。
ラストは“L’Amour Est Bleu”(恋は水色)。どこかで聴いた事あるなあ~と思ったら、信号が青になった時の音!私の地元だけかもしれませんが、歩行者用の信号が青になるとこの曲がかかります。フレンチポップスは意外に身近なところにも浸透していたのですね。

クレモンティーヌの曲を聴いて、単純な私はパリに行ってみたくなりました。彼女がブログを書いています(ちゃんと日本語に訳されているので大丈夫)。楽しいのでよかったら覗いてみてください。
http://blog.excite.co.jp/clementine

まどか

投稿者 bfc : 18:15

2005年07月03日

■ミュージックレビュー#03~ROD STEWART “Stardust”

ROD STEWART
“Stardust” The Great American Songbook Vol.3

《Rod Stewart》
1945年ロンドン生まれ。男性ミュージシャン。プロのサッカー選手を目指していたが、18歳で音楽の世界へ。ジェフ・ベック(超有名なギタリスト)のバンドのバックコーラスなどを行いながらソロ活動をしていましたが、10年ほどは芽が出ない時期をすごし、やがてアメリカに移住。1975年にワーナーからアルバム「Atlantic Crossing」を発表。このアルバムからロッドの代表作“セイリング”が誕生しました。その後数々のアルバムを発表して成功を納めました。音楽もさることながら、ピンクや青のジャケットといった派手な衣装や髪型も、ロッドの特徴です。

《アルバム「Stardust」The Great American Songbook Vol.3》
The Great American Songbook シリーズの第3作目。ビルボードアルバムチャートで初登場1位、さらに発売から1週間で24万枚の売上げという記録的ヒットアルバムです。1930年代から50年代ごろのアメリカのスタンダードナンバーをスウィングジャズでカバーしています。

3曲目“Blue Moon”はエリック・クラプトンがギターを弾いています。ロッド・スチュアートとクラプトンはお互い売れないロンドン時代にジェフ・ベックのバンドにいました(時期がかぶっていたかは不明ですが)。全く別の形でアメリカで成功した2人が、こうして改めて共演しているというのは面白いですね。クラプトンのギターがなんともいい具合にロッドのハスキー・ヴォイスにマッチしています。
4曲目ルイ・アームストロングの名曲“What a wonderful world”ではスティービー・ワンダーがハーモニカのみで参加。いいのでしょうか!?と思いますが、大丈夫です。どう聴いてもスティービー・ワンダーのハーモニカの音。存在感があります。
ベット・ミドラーやカントリー歌手のドリー・パートンとも楽しそうにデュエットしています。その他、ジャズサックスのデーヴ・コース、キューバ・ミュージックのトランペッターのアルトゥーロ・サンドヴァールなど、あらゆるジャンルの大物ミュージシャンと共演しているので贅沢な音が楽しめます。
国内版はパティ・ペイジの曲“You belong to me”とチャップリンの映画『モダンライムズ』から“Smile”がボーナストラックに収録されています。全体的にしっとりとしたスウィング・ジャズ。どれも映画のワンシーンを切り取ったような曲ばかりです。
変わりばえのしない毎日の仕事に疲れて帰ってきた夜に、家でゆっくりしながら聴きたいアルバム。
まどか


投稿者 bfc : 18:29

2005年07月02日

■ミュージックレビュー#02~Jack Johnson “ In Between dreams ”

 Jack Johnson “ In Between dreams ”
《Jack Johnson》
1975年ハワイ州オアフ島ノースショア生まれの元プロサーファー。現在はサーフィンをする一方で音楽活動やメロウなサーフィンのドキュメンタリーフィルムを制作するなど、多岐に渡り活躍中。今年の5月に来日予定。

《アルバム「In Between Dreams」》
待望の3rdアルバムがこの2月に遂に発売された。ジャケットのデザインはパパイヤイエローに大きな木が一本。ギターを持ったJackが木に手を伸ばしている。
さて、肝心な音楽の方はと言うと…

プレイヤーの“Play”のボタンを押すとまずアコースティック・ギターのシンプルな音と共に聴こえてくるのは一曲目の“Better Together”。Jackの優しくてあったかい声を聴くとなんだかホッと安心してしまう。愛するワイフへのラブ・ソング。
2曲目“Never Know”。個人的には一番好きなナンバー。思わず口ずさんじゃうテンポでキャッチーな音。一方、音とは対照的に繊細なメッセージをメタファーに込めるのもJackの特徴。繰り返される戦争(イラク戦争)への悲しみともとれる。
変わって3曲目はほのぼのソング“Banana Pancakes”。「ぼくがバナナケーキを作ってあげるからゆっくり朝寝坊していいよ。」という曲。一生懸命な感じが伝わってくるハート・ウォーミング・サウンド。
是非聴いてもらいたいのは6曲目の“Sitting, Waiting, Wishing”。段々と強くなっていくギターの音と感情を直接表現した内容とが起承転結でまとまっている。今までのJackにはない新しいスタイルだと思う。ミュージシャンとしてのJack Johnsonが詰まったナンバー。
9曲目“Crying Shame”は明らかにイラク戦争への批判の曲なのだけど、スカっぽいリズムとエレキ・ギターの音がスタイリッシュでカッコいい。
11曲目はウクレレの音がカワイイ“Break Down”。歌詞の内容も子供みたいでカワイイ。電車から見える景色が気に入ってずっと見ていたいから「電車が故障してしまえばいいのに」という曲。
12曲目はオーガニックな感じのボサノバで。Jackのスウィート・ボイスはボサノバによく合う。
最後はメロウなナンバー“Constellations”。星座(の群れ)という意味。月の明かりに照らされた砂浜で、星を見ながら一日が終わっていく…

という感じで半分ほど曲を抜粋してみました。日本版は“Mad Food Ball”というG LOVEやDonavon Frankenreiterといった彼の友人と共演したライブ音源が収録されています。また、初回限定版はおまけDVDもついています。
正直に言って、Jack Johnsonは「これ絶対良いから聴いて!!」という風にはオススメしたくないです。じっくり聴きこむというよりは、むしろちょっとカフェでかかってたり、ドライブ中にかけたり、ラジオからたまたま流れてきたり、「あ、これなんとなくいい曲だね~」という感じで聴くのがいい。散歩中に聴くのもいい。私は料理しながら聴きたい(あんまり好きじゃない料理が楽しくなるから)。生活に溶け込む優しい音、そしてちょっと優しくなれる音です。
まどか

投稿者 bfc : 15:59

2005年07月01日

■ミュージックレビュー#01~「UP」 R.E.M.

「UP」 R.E.M. 
R.E.M.、80年に結成以来今年で24年の大人ロックバンドなのだけど、日本ではイマイチメジャー感がない。そこがいいのだけれど。アメリカでは80〜90年代のロック史には欠かせない存在です。今は亡きニルヴァーナのカート・コバーン、レディォヘッドのトム・ヨークを始め、多くのロックバンドに影響を与え続けてきました。

 今回紹介するアルバム“UP”は1998年に発表されました。バンド結成18年、そろそろ音も思春期を過ぎて成熟してきた頃でしょうか。全体を通して今までのR.E.M.とは一味違った雰囲気になってます。全体的にしっとりとしていて、メローなリズム。静かに高揚するR.E.M.の世界が楽しめます。また、シチュエーションを選ばないところもR.E.M.の音楽の良さなので、朝でも夜でもお気に入りの時間にそっとR.E.M.の音をBGMに添えてみてはいかがでしょうか。

I've found a way to make you
I've found a way
a way to make you smile
        - at my most beautiful -
まどか

投稿者 bfc : 18:35